海洋温度差発電と五大問題
20世紀、私たち人類は化石燃料である石炭、石油、ガスを燃焼し、エネルギー源として使用したことにより急速な経済成長を遂げることができました。しかし、その繁栄が現在の私たちに深刻な問題となって跳ね返ってきています。 地球環境問題は、化石燃料である石炭、石油、ガスを燃焼したときに出るCO2(二酸化炭素)やNOX (窒素酸化物)が起因しているといわれています。化石燃料の燃焼はCO2とNOXを発生させます。CO2は地球の温暖化を引き起こしています。この地球温暖化により北極圏の氷河が溶け出し、海面が上昇し始めています。また、 NOXは酸性雨となって森林を枯らしています。このために、森林での保水能力が減少してきています。 今、私たち人類が直面している人口問題、エネルギー問題、水問題、食料問題と地球環境問題は、21世紀の五大問題といわれています。これらの五大問題は、それぞれに独立しているのではなく、互いに関連しているのです。 上原は今から30年前に、この21世紀の五大問題が発生することを予見し、その対策の1つとして海洋温度差発電を中心とした複合システムを提案しました。この海洋温度差発電複合システム(I-OTECS)は現在の経済の持続的成長をさせつつ五大問題を解決する手段の1つであると確信しています。