(2) 海洋温度差発電(OTEC)の原理
次に示す原理図は熱エネルギーから電力を取り出すシステムでランキンサイクルと呼ばれているものです。このランキンサイクルを用いたOTECでは、作動流体としてアンモニアを使用します。原理図に示したように蒸発器、タービン、発電機、作動流体ポンプ、冷海水ポンプで構成されています。この機器は大きなパイプで連結されています。蒸発器には薄い板が多数入っています。そして、この板の間を交互にアンモニア液と温海水が流れるようになっています。この蒸発器の中に、約12℃のアンモニア液を作動流体ポンプで送ります。それに温海水ポンプで約28℃の温海水を送ると、アンモニア液が蒸発します。発生したアンモニアの蒸気をタービンに通すと、タービンが回転します。すると、タービンに連結された発電機が回転し、電気が発生するのです。タービンを出たアンモニア蒸気は凝縮器に入り、そこで、冷海水ポンプで汲み上げられた約4℃の深層海水で冷却され、凝縮してアンモニア液に戻ります。このアンモニア液を作動流体で蒸発器に送ることの繰り返しを行うことによって、海水のみで発電をすることができるのです。




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